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痔瘻物語(闘病記 )−肛門周囲膿瘍編−

平成11年2月20日(土曜日) 今日の帰りのフライトはPM3時であり、かなり時間があった。そこで、映画祭で有名なカンヌまで行って みようという事となり、車で出掛けた。カンヌの街を歩いている時だった。また痛み出したのである。 さて、治療をしなければと思い立つ。結局、チャンスが無く空港まで引きずる事となった。空港に着く頃は 本当に痛くなっていた。さて、トイレに入る。ティッシュをチェックすると全く血が出ていない。 思い起こせは、ここ24時間は出血が無かった。ここは、我慢して腫れた部分を指で挟んで絞ってみる。 痛い。ここは、我慢のしどころ。少量の血が出ただけであった。トイレを出たがまだ痛い。痛いまま 飛行機に乗り込みニースからパリに向かう。その機中での事であった。スーっていう感じで腫れ物から 液体が流出した感じがした。開放したのだ。パリに着く寸前だったのでそのまま降りる。 早速、トイレに入ってチェックしてみると大量の血が出ていた。ホッとしたが悲しくもあった。

 

平成11年2月21日(日曜日) 成田に着いたのは、PM4時頃。家族が迎えに来てくれている。飛行中には、出血が有った為、特に 痛みは無い。 少なめのお土産に子供たちが少々不満ぎみだ。パパは、それどころじゃなかったんだぞと言いたかった。 波乱含みの長旅が終わった事で安心し、ぐっすり眠れた。

平成11年2月22日(月曜日) 帰国の次の日は、朝から浜松町で会合の結果を報告する会議がある。時差ぼけで早く起きたのだが、 当然疲れは残っている。朝起きて、ティッシュをチェックすると薄っすらと出血の跡があった。 これを見ると安心する。痛みは殆ど無い。会合の議事報告をして、 PM2時頃にやっと会議が終わった。その足で会社に戻った。久しぶりに自分の机に戻るとホッとする。 俺も会社人間なのであろうか? さて、仕事の整理も一段落して早速、痔の調査を開始する。 確か先輩に痔主様(ぢぬしさま)がいた筈だ。その人に聞こう。 自分に痔が出来たと言う事をひたすら隠す人がいるが、あれはいただけない。気持ちは判るが、 その事により痔についての有益な情報を収集する障害となってしまう。 「いや〜。おケツに問題が有ってさぁ〜。」と軽く切り出せば、どおって事はない。

 

さて、情報によると、我孫子市にある「東葛辻仲病院」が良いとの事。会社の痔主様は殆どが そこで手術しているとの事。更にインターネットでも情報を発信しているとの情報をゲットする。 早速、家に帰って東葛辻仲病院のHPにアクセスする。URLは、アメリカだった。 情報としては、かなり充実していた。特に手術に用いる機材が最新であり且つ、最新技術を持っている との事である。また、痔瘻手術に関しても自信がある様だ。 既に痔瘻に関するURLは、殆ど閲覧していたので痔瘻根治手術に関してはかなりの知識を得ていた。 殆どの病院が2〜3週間の入院が必要とする中で、ある病院は手術無しで治癒可能としていた。 その方法は、瘻管に対してひもを通すらしい。そのひもは皮膚を脆くする作用がある為、長時間ひもを 当てがっていると瘻管が塞がってくるとの事である。手術無しは魅力であったが、発信元が名古屋方面 である事と技術的に不安を感じた為、特にそれ以上の調査する事は止めた。結局、入院するとしたら 技術力,設備,取り組み方,病院との距離などを総合的に考慮し東葛辻仲病院が妥当と考えた。 後は、その時期を決める事だ。しかし、この時点で忘れてはならない事が1つだけある。 肛門周囲膿瘍は、痔瘻に発展しない可能性もあるのだ。 一分の望みを託して、しばらく様子を見る必要がある。3月6日(金)を期限とした。約2週間の間に 改善が見られなかったら病院に行く事と決めた。

 

 

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