目でわかる血便(下血)、目で見えない微量の血便(便潜血)
大腸癌・検診でおこなわれる便潜血検査は微量の血便を感度よく検出する検査です。登場した時は「画期的な大腸検査」といわれました・・・しかし胃腸科・専門医は実はひややかにみています。便潜血検査の問題点とは?
血便(便潜血、下血)を見たら・・・・専門の胃腸科は大腸内視鏡を標準の大腸検査としています
「便に血がついた(血便、下血、便潜血の検査」というのは胃腸科(大腸肛門科)で多い訴えです。 いろいろな大腸検査がありますが、胃腸科の専門医は、大腸内視鏡検査を最初からおこないます。大腸癌を確実に診断できるのは大腸内視鏡だけだからです。
便潜血検査について
<質問>大腸がんの早期発見につながるわけではなく、痔による陽性率も高いとのこと。 そんな中なぜ、便潜血検査の需要が高いのですか
<胃腸科・医師の考え>便潜血検査は早期癌の発見には無効ですが進行癌は効率よく陽性になります。大腸癌 は進行癌でも手術により6〜7割位の方は完治します。このようなことから国民全体に便 検査をおこなうことで大腸癌の死亡を減らせる「経済的効果」がある訳です。しかし、専門の胃腸科がおこなう検査ではありません。
いろいろな大腸検査がありますが・・
- 便潜血検査・・・すでに血便、下血のある方がおこなう意味はありあません
- 大腸レントゲン検査(注腸検査)・・・・早期の大腸癌を見つけにくい
- 大腸内視鏡・・・・・専門の胃腸科医の技術が必要
安全で無痛の大腸内視鏡を受けるには大腸内視鏡の経験の多い胃腸科を受診することが必要です
大腸内視鏡は苦しい?
たしかに大腸内視鏡は内視鏡のなかでは難しい検査です。大腸癌が増えてきたのが比較的最近のことであるため胃カメラに比べると、経験の多い胃腸科・医師がまだ多くありません。大変な思いをされて下剤を飲んで準備をしたのに、「検査で非常に苦しい思いをした」「腸の一番奥まで入らなかった」といった残念な話を 時々耳にします・・・・・ 結論を言いますと、大腸内視鏡は大腸内視鏡の専門の胃腸科・医師に受けられることをお勧めします。大体10000件以上の経験を積んだ胃腸科・専門医がおこなえば大腸内視鏡は全く苦しくありません
無痛の大腸内視鏡法(軸保持短縮法)について
従来、大腸内視鏡はループをつくり内視鏡を押し込むようにして入れていました。
これが、「大腸内視鏡は苦しい」と言われるようになった原因です。
従来法とは、異なり大腸内視鏡をループさせずに直線的に挿入するのが「軸保持短縮法」と呼ばれている方法です。苦痛を感じず、事故の危険の全くないものです。
大腸内視鏡は麻酔をしておこなうのですか
技術の未熟な医師が痛みをごまかすために深い麻酔をおこなうのは非常に危険です。
本来は麻酔が不要な位の十分な技術をもった大腸内視鏡の専門医師(胃腸科)が
優しさから「浅い麻酔」を使うというのが理想的です。なぜ大腸内視鏡が必要なのですか?バリウム検査では?
最近の研究により「平坦な大腸癌」が意外に多いということがわかりました。
残念なことに 「平坦な大腸癌」は血便や下血は見られません。便潜血検査でも陰性のことが多く、大腸バリウム検査(注腸)ではわかりにくいのです。
また大腸バリウム検査(注腸)で病気が見つかった場合は結局、大腸内視鏡をやり直すことになります。
大腸内視鏡専門医による内視鏡で1回の検査ですましてしまうのが理想です。このようなことから最近は胃腸科・専門医は血便(便潜血、下血)の方には最初から大腸内視鏡をおこないます。
・・・・・・・・・・平坦な大腸癌について
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厚生省ガイドラインでも「血便(便潜血、下血)の方には大腸内視鏡が理想」と
ただし内視鏡を専門にする胃腸科・医師がどこにでもいるわけではありませんので次善の方法として「レントゲンと途中までの大腸内視鏡の併用」も大腸検査として認めるとなっています。でも、2回検査するよりは・・・専門の胃腸科を探したほうが賢明かも・・
血便でも黒い便は胃の検査を
大腸が原因の血便は「赤」ですが 、胃から出血すると(胃潰瘍など)、黒い血便になります。大腸内視鏡の消毒法をよく勉強している胃腸科に受けましょう
これは非常に重要な問題です 最も理想適な消毒はステリハイドという薬剤です。
これは細菌やエイズやB型肝炎はもちろんのこと あらゆる病原体が完全に殺菌されます。 最近はグルタールアルデヒドは強力なのですが人体への有害性が問題とされるようになりました。グルタールアルデヒドなみに強力で人体へ無害なものとして超酸性水が学会で推奨されています。内視鏡に熱心な胃腸科・医師は内視鏡の消毒も研究しているものです
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