先日、ポリープ除去術時に摘出したポリープの病理検査の結果を 聞いてきました。 その際、医師が「カルチノイド」だったということを説明してくれました。 非常に組織が活発・・・云々と説明をしてくれましたが、漠然とした 事しか、理解できませんでした。 こでお聞きしたいのですが、「カルチノイド」とは、どういう状態のことを意味しているのかと言うことと、 今後、同様のことが起こる確率は高いのかと言うことです。

カルチノイドは「比較的おとなしい性質のガン」といえます。大きなカルチノイドは通常のガンと同じ治療方針(手術)になりますが、小さな1〜2CMのカルチノイドの扱いは医師の間でも意見が分かれます。最近の内視鏡学会の報告では「内視鏡切除で十分」という意見が多いのですが、時に小さなカルチノイドが転移したという報告もあり、まだ完全な統一見解にはなっていません。最も重要なのは「細胞の分化度(顔つきがよいか悪いかということ)」です。「組織が活発・・・」というのはこの点をさしたのかもしれません。主治医の先生とよく相談の上、今後、厳重な経過観察が必要です

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