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膠原病と大腸炎、大腸潰瘍

膠原病は別名、自己免疫疾患といいまして体の防御機構が自分自身を攻撃する病気です。皮膚の炎症、関節炎、腎機能障害、肺硬化症などをおこす慢性の病気です。代表的なものは「関節リューマチ」「SLE」です。

まれですがさまざまな膠原病に出血性の大腸炎、大腸潰瘍が合併することがあります。多くの患者さんはステロイドホルモンを服用しています。治療中の患者さんに腹痛、血便が見られた場合は大腸内視鏡検査をおすすめします。他のの原因(ステロイドの副作用、細菌性大腸炎、炎症性腸疾患の合併)と鑑別する必要があるからです。

多くの場合、膠原病自体の症状が悪化している時に見られます。体の調子の悪い時に、検査をすることになりますから十分に点滴をしながらおこないます。できれば内視鏡経験豊富な医師が検査すべきです。そうでないと正確な鑑別は難しいでしょう

膠原病に合併したものと判断されれば、ステロイドを増量し、膠原病をコントロールすることで大腸病変もよくなります。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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