日本住血吸虫症は戦前は日本にも流行していましたが、駆除政策がおこなわれ現在、新たな感染者の発生はありません。しかし、以前に日本住血吸虫症に感染し治癒したご老人(陳旧性日本住血吸虫症)の方は多くいます。
陳旧性日本住血吸虫症の方は肝硬変、肝臓ガン、胆道ガンになりやすいことがわかっているのですが、また大腸ガンにもなりやすいといわれています。これは日本住血吸虫症の卵が肝臓や大腸粘膜内にいつまでも残るためのようです。
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日本住血吸虫 |
日本住血吸虫症に合併した大腸ガン
(国内流行地出身のお年より。がん組織内に日本住血吸虫症の卵が確認された) |