|
大腸、肛門科疾患のポータルサイト:大腸・COM(http://daichou.com) |
||||||||||
|
【“痔主”はもともと女性に多いが怖いのは女性特有の難治性病気】 Q.妻が痔を患い、病院に行くことを恥ずかしがって拒否しているのですが・・・。 A.もともと“痔主”は男性より女性の方が多いんですよ。主な症例としては便秘が原因とされる切れ痔(裂肛)ですね。次に妊娠出産のとき、肛門に負担がかかり、その影響で痔核(いぼ痔)ができやすい。それで排便時に脱肛し激痛を起こすことがあげられます。わたしの診察経験によると、痔瘻(じろう)に関しては男性に比べ少ないようです。ただし、女性特有の難治性の病気もあります。分娩時の傷による会陰裂傷や直腸膣瘻(膣から便がもれる)になることがあります。さらに、直腸と膣の間が緩む直腸ヘルニア、または直腸瘤が原因で排便障害を起こすことも。いずれにせよ、さまざまなケースが考えられるので注意したいですね。恥ずかしがらずに専門医の診察を受けてください。 |
||||||||||