痔瘻について こんにちは 夏に肛門周囲膿瘍と言われ、近所の病院で 針をさして、膿を出してもらいました。 しばらく膿が出たり、止まったりしていましたが、 最近は出ません。しこりもほとんど感じません。 肛門周囲膿瘍はそのまま痔瘻になるときき、 一応別の大きい病院へいってみたところ、 2時ぐらい方向の痔瘻といわれ、早めに手術したほうが、いいと言われました。 将来複雑化するかもしれないから、ということで。 それで質問です。痔瘻でも時にはそのまま治ってしまうこともあると聞きました。 膿がでなくなったということは、 1)治る可能性もあるんでしょうか。それとも手術すべきなのでしょうか。 2)どんな症状からそれを判断したらいいのでしょうか。 どうも現在自覚症状がないため、ふん切りがつきません。 ご意見を伺いたく質問させていただきました。よろしくお願いいたします。

肛門周囲膿瘍は大体1〜2ヶ月して炎症がおさまると痔ろうになります。 痔ろうにな ると、膿瘍のときのような激しい痛みではなく、にぶい痛みが持続的、 慢性的におこるようになります。 特に座ると痛みが強く仕事に集中できなくなります。 肛門周囲膿瘍がまれに痔ろうにならない場合もありますが、 痔ろうは肛門内にばい菌の進入する穴(原発口といいます)を完全に処置(これが痔 ろうの根治手術です)しないと 感染が持続します。軽いうちなら簡単な手術ですみますが放置すると複雑痔ろうにな り、手術で括約筋の損傷が避けられなくなり、(頻度は低いですが)ガン化すること もあります このようなことから日本の肛門科では「軽いうちに原則手術」という方針が一般的で す (海外ではかなりひどくなってからのみ、手術すべきという考えもあります) とりあえず診察を勧めます

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