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粘膜脱症

「何となく直腸から肛門にかけて異物感、残便感が続く。すっきりさせたいのでトイレでがんばって便を完全に出そうとするがでてこない・・・・肛門科にいったが肛門は問題なく痔は無いといわれた」

このような症状がみられたら最初に確認すべきは「直腸に腫瘍がないか?」ということです。直腸癌はこのような症状をおこすことがあります。

大腸検査で腫瘍が見られなかったら、次に考えられるのがこの「粘膜脱症」です。

これは排便時の強い「りきみ」が原因で直腸粘膜に大きなヒダができてしまうものです。

このヒダがあたかも「便が残っているような深いな異物感」をひきおこし、患者さんは、ますますトイレで力みます。

そうするとヒダがますます大きくなり症状が悪化します。ひどいどヒダがはれて「大腸ガン」のような大きな隆起になったり、ひどくなるとヒダが落ちて潰瘍になったりします。

治療は患者さん自身が「りきむのをやめる」ことです。これだけで、1〜2週間で症状が消失します。


粘膜脱の内視鏡像