潰瘍性大腸炎で最も軽症なタイプは炎症が直腸に限局した「直腸型」です。
今まで「直腸炎型潰瘍性大腸炎」 には、ちょうどよい薬がありませんでした。といいますのも、潰瘍性大腸炎の治療薬でもっとも基本となるのは「ペンタサ」なのですが、ペンタサは、直腸には効果が小さいのです。他の、薬(サラゾピリン、ステロイド座薬)は直腸にも効果があるのですが、ある程度の副作用が可能性があります。
ペンタサを肛門から入れる「注腸薬」は、副作用もなく、当然、直腸によく効きますから、軽症の「直腸炎型潰瘍性大腸炎」に、ちょうどいい訳です
ペンタサ注腸薬は欧米では以前から使用されていたのですが、日本でもいよいよ、平成15年秋から使用できるようになりました
今まで「ペンタサ(飲み薬)」では効果が今一つだった・・・・という方、サラゾピリン、ステロイド座薬を使っていたが副作用が気になっていった・・・という方、担当の先生と相談の上、ペンタサ注腸薬を、試される事をおすすめします