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大腸ポリープ(早期癌)の治療指針が2005年改定されました

過去のガイドライン 現在のガイドライン
転移の可能性がある。外科手術が必要とされ腹腔鏡手術などが勧められた。 転移の可能性は無視できるレベルであり、外科手術は不要。内視鏡切除で根治とされる。



癌が、転移するかどうかは、癌の深さと関係します。
腸の壁は内側から、「粘膜」「粘膜下層」「筋肉層」に分けられます
癌が粘膜内なら、転移の危険はなく内視鏡切除で根治します。
しかし、癌が粘膜下層にもぐると転移の可能性があり、内視鏡切除では根治できず手術が必要とされてきました。
全国から多数の症例を集計して統計的に解析した最近の研究により・・・
粘膜下層の深さが1ミリ以下なら転移の可能性は低く、内視鏡切除で根治と判断し外科手術は不要とガイドラインが改訂されました。


なぜ、1ミリか?

粘膜下層には血管があります。癌が血管に「接触(浸潤と言います)」すると「転移の危険」がでてきます。

多くの場合、血管は粘膜の下、1ミリより深い所を走ります。そのため1ミリが「安全ライン」と決められた訳です

しかし・・・・1ミリというのは「確率的な安全」であり「絶対安全」という意味ではありません

「極めて稀に」1ミリより浅い所に血管があれば、1ミリ以下でも転移します

過去の膨大な症例を解析して「確率的安全性」からガイドラインが決められたのです

全国の症例解析で「1ミリより浅くても転移した患者さん」は2人しか見つかりませんでした。

一方、外科手術は技術が完成されたとは言え、麻酔や術後偶発症(感染、縫合不全など)で死亡する方が、います。

危険性を統計的に比較すれば「1ミリより浅い場合は」手術しないほうが患者さんに良い・・・と、全国の専門家が合意に達したのです