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大腸癌の原因としてもっとも重要なのは「肉食」です
お肉でも脂肪の少ない鶏肉、魚は安全です
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これは世界の国々の肉を食べる量とその国の大腸癌発生率の相関をみたものです。きれいに相関しています
世界でもっとも多く肉を食べる世界最大の牧畜国ニュージーランドは世界でもっとも大腸癌の多い国となっています
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反対に大腸癌をもっとも強力に予防する効果があるのは野菜です
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野菜の大腸癌予防の理由は二つあると考えられています。植物繊維 と抗酸化作用のあるビタミン(色素)です。主役は前者のようです。無理に生野菜をサラダにしなくても調理しても植物繊維は安定ですから好きなように食べるのが良いでしょう。
また抗酸化作用のあるビタミン(色素)を抽出した健康食品が多く売られていますが、これらが癌を予防するという科学的な証拠はありません
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お酒、とくにビールは大腸癌の増加因子です。
ビールと焼き肉が大好きな方(みんな好きですよね・・・・・)は野菜焼きも必ず注文しましょう
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お酒の中でも焼酎のような「蒸留酒」は比較的危険性が低いとされています
ポリフェノール (抗酸化作用がある)を多くふくむ赤ワインが良いか悪いかはわかりませんが(おそらくは)ビールよりは良いかも・・・・ |
最近の研究によりますと・・・・大腸ポリープを切除した方が食生活をかえて菜食主義者になっても、その後の大腸ポリープの予防効果が無かったということがわかっています。
どうやら・・若い時の食生活が大事なようで、ポリープができてから(すでに小さな芽は多数できていると考えられます)、あわてて食生活を変えてもあまり効果はないようです |
アスピリンは大腸癌の予防効果があることが証明されています。
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またアスピリンは動脈硬化、塞栓症の予防作用があります
健康な方が大腸癌・予防だけのためにアスピリンを服用するのは意見の分かれるところです。心臓病、脳血管障害のある方で大腸ガンが心配な方はアスピリンを毎日飲むのがよいでしょう。主治医の先生と相談してみてください
最近の研究・・・アスピリンは長期に飲むと胃腸障害が副作用になります。大腸腫瘍を抑制し、胃腸障害のない「新しいタイプのアスピリン(COX−2阻害剤)」が開発され、現在治験がすすんでいます。報告ではかなり、いい結果がでているようです。近いうちに販売されます。ご希望の方は、もうすこしお待ちください) |
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