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痔の手術は肛門科がよい？

「餅は餅屋」という言葉は肛門科だけでなくあらゆる医療についていえる真実です。肛門を専門としない外科の先生でも「肛門科」を看板に掲げている方は多くいます。もちろんこれは違法なことではありません。ただ実際、その先生がどれだけ肛門の手術の技術があるかは非常にばらつきが大きいといわざるを得ません
一般論として「内科」「整形外科」「肛門科」の3つは非常に 患者さんが多いことから外科の先生が開業されるときは、特別な専門のトレーニングをしていなくても、これらの科を標榜することがあります。もちろん、中には「内科」や「整形外科」や「肛門科」の高い技術を持った先生もいらっしゃいます。
一般論ですが、都市部の大病院や大学病院は専門性がしっかりしているため、「なんでも幅広く診る、診れる先生」は少ないものです。

＜あるベテラン外科医の告白＞
医局（大学病院）にいた時は、痔の手術というのは出血が多くて視界も悪くて時間ばかりかかるが痔核が切除できなかった・・・なんていうのがしょっちゅうでした。肛門専門のＴ病院の手術を始めて見学した時は、プロの料理人がすばやく魚をさばくように手際よく痔核手術をおこなっているのを見てカルチャーショッツクを受けたものです。

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