<症状>
肛門の周りに固いボツボツができます。どんどんふえてきます。特に痛み、かゆみはありません
<原因>
パピローマウイルスというウイルスが原因です。このウイルスは性交、皮膚の強い接触で感染します。つまり「性病」です。問題はパピローマウイルスは発ガン性ウイルスだということです。子宮ガン、陰茎ガンの原因となります
<予防>
他の性病の予防といっしょです
<治療>
コンジローマは特に症状はないのですが、放置するとどんどん大きくなり、ガン化するため切除(または焼いて消滅させる)が必要です。一度、きれいにしてもしばらくするとまた再発することが多く、根気強く、もぐらたたきのように繰り返し切除する必要があります。最近、海外で新しい薬(imiquimod)が開発されましたが国内ではまだ認可がおりていません。ネットで情報を入手し、海外から薬を入手されている方もいるようです。
最近、増えてきました。肛門の外側だけでなく中にも発生している事が多いので「性病科」ではなく「肛門科」で治療を受けるべきです。病気の性質上、患者さんは「入院でなく外来で治療したい」と希望されます。しかし、広範囲に病変が広がっている事が多く、傷の面積が痔の手術などよりもはるかに大きくなります。痛みのコントロールのため、短期入院の方がよいでしょう。
・・・・・パピローマウイルスについて
最新情報
imiquimodは商品名をAldara(アルダーラ)といいます。近く持田製薬が発売します。患者さんに大きな朗報です・・詳しく 詳しく |