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痔ろうの開放手術

痔ろうを括約筋ごと大きく切除する手術を開放手術といいます。


再発の少ない方法です
括約筋温存手術に比べると、シンプルで再発の危険がほとんど無いことが特長です。
特に後方の浅い痔ろうは括約筋を切りましてもほとんど問題が無いため、開放手術をおこなうのが普通です。
通常に開放手術をおこなうと傷がおおきくなりすぎる時は輪ゴムを使ってゆっくり時間をかけて「開放」します。これをセトン法といいます。これは外来でも可能です。適応を正しくおこなえば非常にきれいな手術です。
昔は痔ろうの手術は全て「開放手術」でした。とにかく、痔ろうを治すことが優先され、手術後の機能までは重視されなかったからです。「痔の手術をすると肛門がゆるくなる」という評判はこのころの痔ろうの手術が原因です。

括約筋温存手術との使い分け
痔ろうは1型から4型があります。浅い1型は通常開放手術がおこなわれます。また2型は後ろにある場合や、浅い場合は開放手術がおこなわれます。深い2型、前、横の2型、3型、4型は開放手術をおこなうと肛門機能の低下が大きいため、通常は括約筋温存手術がおこなわれます。しかし、再発をくりかえし、温存手術が困難な場合は開放手術がおこなわれます。

  よい点 問題点
開放手術 シンプルで再発がすくない ある程度は肛門がゆるくなる(失禁するほどではない)
括約筋温存手術 括約筋を切らないので肛門が緩くなる事はない 再発する事がある(再発した場合は開放手術をおこなう事が多い)

それぞれ、一長一短があります。