何と江戸時代から使われている深い由緒正しい痔の薬です。
効果としてまず、便を下痢にならない程度に柔らかくするするという点があります。「柔らかい粘土状」の痔にちょうどよい固さになります。他に、肛門のうっ血をとる(いかにも漢方の得意な効果です)、炎症を押さえる、痛みを和らげる効果などもあります。
痛みの激しいものには、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう:鐘紡)を併用します。こちらは肛門括約筋を弛緩(ゆるめる)効果があります。
構成 大黄(だいおう):1 柴胡(さいこ):5 升麻(しょうま):1.5 甘草(かんぞう):2 黄今(おうごん):2 当帰(とうき):6
適応症
内痔、 イボ痔、脱肛、痔核・切れ痔
注:下痢気味の方は使ってはいけません