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大腸ポリープ切除後の出血について

内視鏡を使った手術はお腹を切る手術と異なり傷口をしばることはできません。そのためポリープ切除部の傷からの出血はある頻度では避けられないというのが実状です。
電気メスを使い焼くことにより出血を予防するのですが一般に100人に一人位の割合で出血がおこるとされています。ポリープが大きい場合は出血を予防するために金属のクリップで傷を縫います。これで出血の危険は10分の1に減ります。最近は積極的にクリップを使用していますので出血は1000人に一人位になっています。(なおこのクリップは小さいものなので、一ヶ月位しましたら、きずかないままに排泄されます。)。出血はポリープ切除後3日以内に起こることが多いのですが、希に2週間位してから、治りかけたかさぶたが剥がれるようにして出血することもあります。しかし、ほとんどの場合は切除後3日が最も注意を要しますので生活上の注意も3日が重要です。
  • 大きなポリープほど中を走る血管が太く出血の危険は大きくなります。このようなポリープを切除した場合は出血の危険があることを必ずお伝えします。
  • 激しいスポーツや、飲酒、サウナなどは血行を良くするため出血を起こし易くします。
  • もし出血(血便)が見られた場合はすぐに御連絡ください。出血の対処方ですが、大部分の方は止血剤をのんで2、3日、自宅で安静にしていただことでとまることが多いです。出血量が多く、持続する場合はもう一度内視鏡を入れて、クリップを追加でかけることにより止血します。そのような場合は2、3日入院が必要になるかもしれません。しかし、輸血を必要とすることは通常はありません。(お年寄りの方で体力のない方の場合は念のために輸血することもあります。)。いずれにせよ手術を必要とすることは極めて特殊な場合(極めて巨大なポリープなど)以外はありません。

手術になることは

ありません!

ポリープを切除後数日して・・ 出血が多い場合でも・・・ もう一度内視鏡をいれてクリップで止めます

 


 

予防的クリップによる出血の予防

出血はもっとも頻度の多い不愉快な合併症です
ポリープ切除後内視鏡を使い小さな金属クリップで傷口を予防として縫うことで出血の危険を大きくへらすことができます
(参考:学会発表 )

クリップ法のビデオ
ビデオはリアルビデオになっています。再生には最新のリアルプレイヤー(G2または7)を入手してください。 無料でインストールできます(有料のものもありますのでお間違えないよう・・・)

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