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ポリープ切除後の内視鏡検査の理想的間隔は?

患者さんからこのような質問をよく受けます。患者さんの気持ちを率直にいうなら

「大腸ポリープを切除した。またポリープができるかもしれない・・・・でも下剤を飲んで準備するのがわずらわしいし、仕事が忙しいので検査の時間がとれない!大腸がんにならずにすむための最低必要な検査の間隔が知りたい!

この問題は医療サイドにとっても重要です。医療費抑制が求められているからです

この問題は学会でも議論されるのですが、結論はでていません。
大腸ポリープが発生してからがんになるまで数年(おそらく5年以上)かかると思われますので、一度、内視鏡を受けてポリープを完全に摘出してしまえば理論上、5〜6年はがんの心配がないといえます。

しかし実際には、(1)いくら下剤を飲んでも、腸内には便が残ってしまい、小さなポリープを見落としてしまう危険がある(2)時に、非常に早いスピードで成長しがん化するポリープがある(平坦型、陥凹型が早いといわれています)(3)ポリープを経ないがんもある(De Novoがん)・・・・等、の理由で大体1年ごとの検査をすすめるのが一般的です。
これはポリープの病理検査結果によってもかわります。良性でもグループ2とグループ4では違います。たくさんあった方や、グループ4以上のポリープでしたら、3〜6ヶ月後がよいでしょう

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