大腸がんは代表的な遺伝傾向のあるガンです
健康管理を遺伝抜きには考えられません
例えば・・・
AさんとBさんは今年、初めて大腸ポリープを切除しました。ともに同じような大きさのポリープが1個でした。Aさんの親戚、兄弟には胃がん、子宮ガン、大腸がんの方がいました。Bさんの親戚はみな脳卒中で亡くなっておりガンの方はいませんでした。
同じ、「大腸ポリープを切除した」 といってもAさんとBさんでは理想的な健康管理が違ったものとなります。Bさんは3年ごとの内視鏡で十分だと思います。しかしAさんは半年〜1年ごとに検査したほうがよいでしょう。またAさんは大腸検査だけでなく胃カメラやエコー(超音波検査)も受けられたほうがよいでしょう。現時点では時期早々ですが、将来的にはAさんは子供たちと一緒に、血液を調べ遺伝子診断を受ける時代になるでしょう。ガン体質の遺伝子診断を受けることでAさんの子供たちはみな「ガンになる危険があるか、ないか」を早くから知ることができ生活、食事の改善などの予防策を講じることができます。そうなればAさんの子供たちの世代にはガンは激減しているでしょう