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大腸ガン、ポリープは遺伝するか?・・・・・

遺伝子DNA(デオキシリボ核酸)

 

ガンには遺伝するガンと遺伝しないガンがあります。
同じ消化器のガンでも食道ガン、胃がんに遺伝傾向は強くありませんが
大腸がん、ポリープは非常に遺伝傾向が強いガンです

大腸がんの約半分が遺伝性と推測されています
このうち「家族性大腸ポリポーシス」と「HNPCC」という二つの遺伝家系がよく研究され遺伝子も見つかっています
大腸がんはいくつかのガン遺伝子の変化で発生します(−なぜ大腸ガンができるか?) 。
これらの方たちは生まれつきガン遺伝子が変化しているわけです


 

 

「家族性大腸ポリポーシス」は非常にたくさん(100個以上)のポリープができる遺伝病です
高率に大腸がんになります
通常、診断がついたらガンになる前に手術します


「HNPCC」というのは元々は「遺伝性大腸がん」として見つかったのですが、実は多様なガンになりやすい遺伝病です。


この家系図の家系には大腸がん、胃ガン、卵巣ガン、子宮ガン、膀胱ガン の方がいます。9人中6人がガンになっています。しかも患者さんが若い(右下の方は34歳で結腸ガンになっています)のが印象的です・・

 



遺伝アドバイス

近い将来可能になるでしょうが、現時点では大腸ガンの遺伝子治療も遺伝子診断も実現していません。
「大腸ポリープをたくさん何度も切除した」「親戚にガン、特に大腸ガンが多い」 方はHNPCCの可能性があります。
「自分はガン多発家系では?」「子供は大丈夫か」「どのように検診をうけるべきか?」 そのような方に現時点で可能な「遺伝アドバイス」をいたします

  • 大腸ポリープがたくさんできた方、血縁者にガンが多発している方、若くして大腸ガンができた方はHNPCCの可能性があります。 御自身が定期的な検査を受けるだけでなく御兄弟とお子さんにも検査を勧められた方がよいでしょう。
  • お子さんは30歳以上なら検査をすすめましょう。ただし家族性大腸ポリポーシスの可能性がある場合は子供でも検査が必要です。10代での大腸がんも時に見られます。
  • 多発ガン家系の方は大腸だけでなく胃がん、子宮がんなどにもなり易いといわれています。他のガンの検診も受けるべきでしょう。一般の人を対象にした感度の低い検診(あまり役に立たない人間ドック)ではなく遺伝性大腸ガンについて十分な知識をもった医師に検査を依頼すべきです
  • 多発ガン家系の方は御自身の危険性を十分、認識し「予防」で紹介した事を一般の方よりも厳しくまもるべきです
  • 多発ガン家系の方で 検査をまだ受けられていない方はこのホームページを見て検査を受ける気になってください
  • HNPCCの可能性のある方が不幸にして大腸ガンになってしまった場合は通常のガンのようにガンの部分のみ手術するのではなく大腸を全部摘出すべきであるといわれています。しかし一般の外科医が全員、遺伝性大腸ガンに詳しい訳ではありません。HNPCC、遺伝性大腸ガンについて十分な知識をもった外科医に手術を依頼すべきです

患者さんの声から


遺伝子DNA、分子生物学の解説
(専門的)