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肛門が原因の排便障害


<症状>
便秘ではなく、毎日,排便があるのですが、肛門で便がひっかかりなかなかだせない。トイレで長時間、力んで悪戦苦闘するが、細い便がわずかにしかだせない。完全に便をだしきれないため、残便感がのこり、しばらくするとまたトイレにいきたくなる。


<原因>
まず、直腸ポリープ、癌でないかどうかを最初に確認する必要があります。これらが否定されたら肛門を診察します。原因として一番おおいのは切れ痔による肛門狭窄です。これは何年も放置された切れ痔の「最終到着駅」です。御安心ください。手術治療(SSG)により劇的に改善します。排便が楽になり「人生が明るくなった」という方もいます・・・
他に痔の手術の後遺症による肛門狭窄、不完全直腸脱(直腸粘膜が脱肛のようにとびだしてくる)、粘膜脱(直腸粘膜の一部が脱出してくる。部分的な直腸脱)、直腸潰瘍(粘膜脱がひどくなり潰瘍化する)、複雑痔ろうによる肛門狭窄、肛門挙筋症候群(肛門括約筋が過剰収縮する)、直腸瘤(下記)などが原因となります。

・・・・・・・・切れ痔による肛門狭窄について
・・・・・・・・不完全直腸脱について
・・・・・・・・複雑痔ろうによる肛門狭窄について
・・・・・・・・肛門挙筋症候群について


<検査>
専門家が肛門を診察すれば、たいてい診断がつきますが、時には内視鏡検査や排便造影検査(バリウムを直腸にいれて、実際に排便するもようをレントゲンで撮影する)が必要になることもあります。


直腸瘤とは・・・・・
別名、直腸膣壁弛緩症といいます。高齢女性にけっこう多い病気です(はずかしがって病院にいかずに我慢している人が多い)。直腸と膣の間の壁が老化により弱くなり袋のように前方にふくらみます。患者さんは「便が肛門のところで、前の方にひっかかって出せない。膣のあたりを指で強く押すと便が出てくる」といいます。重症の場合は手術が必要です。非常に難しい手術ですので、経験豊富な肛門専門病院を受診する必要があります。


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