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痔の手術の合併症

内痔の手術で最大の合併症は実は出血です。肛門は非常に血流が豊富であるため、手術して縫った部分が切れて大出血することがあります。たいていの場合は退院して数日してから、油断して無理をした時に出血するようです。便秘して固い便をだすのも、よく、引き金となります。便秘予防に軽い下座を飲むことが大事です。
頻度の多いものではないのですが(大体500人に一人位)、大出血の場合は再び、麻酔をかけて手術室で止血術をおこない、3〜4日の再入院が必要となります。運悪く、出血量が多いと時に輸血が必要となります・・・・

他の合併症について

小出血・・・・・これは頻度が多いです。手術をすれば傷ができますから、いわば「切れ痔」の状態になる訳ですから排便の時に肛門に力が加わりますと少量の出血がおきます。すぐ止まるようなものなら気にしなくても大丈夫です

    排便時の痛み・・・・・・・これも頻度が多いです。出血と同様、排便の時に肛門に強い力が加わりますと手術の傷が痛みます。(痛みについて詳しく

    皮膚のかゆみ・・・・・・これは手術後、使用する軟膏が原因です。軟膏を中止します。

    腰椎麻酔の合併症・・・・・・・頭痛や尿が出にくくなるのが2〜3日、起こることがあります。

    傷の腫れ・・・・・・・・特に外痔がひどい人が起こし易いです。手術した傷が炎症で腫れて、「手術する前よりひどい」と不安になることもありますが、3〜4週間で腫れはひき、きれいになります

    再発・・・・・・・通常痔核の根治手術後は簡単には再発しません。(10年は大丈夫です)。しかし、切れ痔と痔ろうは本質的に再発を0にすることはできません

    傷の化膿・・・・・・・・・手術部の傷にばい菌が入り、化膿することがあります。ひどいと肛門周囲膿瘍になります。

    傷の難治化・・・・・・・・手術した傷は通常は大抵は1ヶ月ほどでふさがります。しかし,排便時、力む方で、肛門に強い力が加わる場合や、傷が大きく深い場合に傷が治るのに非常に時間がかかることがあります

    肛門がせまくなる・・・・通常の痔核手術ではおきません。手術の傷が大きく深く、さらに感染が加わり強い炎症を起こすと、狭くなることがあります。外来で拡張術をおこないます。

    肛門がゆるくなる・・・・・通常の痔核手術ではおきません。深部複雑痔ろうに対して、括約筋温存手術でなく開放手術が行われたり、肛門狭窄の手術(LSISSSG)で「広げすぎた」時におきます。専門家がおこなって、術後、失禁を起こすことは、まずありません。

    肛門の変形・・・・・・・・・・・通常の手術ではおきません。深部複雑痔ろうに対して、括約筋温存手術をせずに大きな開放手術をおこなうと変形をおこすことがあります。

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